経皮毒

ヘッダー

身体のさまざま部分に迫る経皮毒のリスク

    

経皮毒は、私たちの体のさまざまな部分に影響を及ぼすといわれています。皮膚はもちろん、子宮や精巣などの生殖器、また各臓器の発がん性にも関わるリスクが指摘されています。

 
経皮毒の肌への影響~アトピー性皮膚炎の一因に!
経皮毒は皮膚から吸収される毒ですので、当然ながら肌への影響が真っ先に考えられます。その代表格が、アトピー性皮膚炎です。

アトピーの原因としては、これまでダニやハウスダストなどが有力視されていましたが、小児科医の十字文子氏が患者さんにおこなったパッチテストによると、合成界面活性剤の影響のほうが強いとの結果が出ました。

ダニの陽性率がわずか9.5パーセントだったのに対し、合成シャンプーが60パーセント、洗濯洗剤が56.2パーセントと、圧倒的に高い数値を示したとのことです。

このような結果から、専門家の間でも「実はアトピー性皮膚炎は、皮膚から入ってきた化学物質を排出するための自己防御反応ではないか」とする意見が出ています。つまりステロイド薬などで症状を抑えるだけではなく、肌に触れる日用品を見直さなければ根本的な解決にはならないということです。

 
経皮毒の生殖器への影響~有害物質は子宮に溜まる!
経皮毒は皮膚のみならず、そこから全身へ運ばれていくと考えられています。中でも女性の子宮は、経皮毒が蓄積しやすいといわれる場所です。

子宮は毎月、生理の血を排出するところですので、いわば肝臓や腎臓と同じ「デトックス器官」の1つになります。ですから体に入ってきた有害物質が集まりやすく、それが近年増え続けている子宮筋腫や子宮内膜症の一因になっているともいわれるのです。

また経皮毒は、赤ちゃんを守る羊水にも影響を与えるリスクがあります。新生児のアトピー性皮膚炎や、各種アレルギー疾患が急増している背景には、子宮に溜まった経皮毒が関係している可能性があるのです。

一方、男性においても、経皮毒による精巣への影響が懸念されています。「環境ホルモン」が話題になったように、ひと昔前にはなかったさまざまな化学物質や人工物が、男性の生殖機能に害を及ぼしている可能性は大です。

実際、女性と同じようにヘアカラーやパーマをおこなう男性が増えたと同時に、若い男性の無精子症や精子の奇形率なども増加しています。それが男性不妊につながるケースもありますので、男性も肌につけるものには気をつけたいところです。

 
経皮毒の臓器への影響~発がん性のリスク
経皮毒は生殖器のほかにも、脳やリンパ器官、各臓器などに運ばれて影響を及ぼすと考えられています。中でも深刻な害の1つが「発がん性」です。

食品添加物では、発がん性のある着色料や保存料などがかなり規制されているのに対し、化粧品やシャンプーではまだ普通に使われている現状があります。口から入るものと異なり、それほど危険性がないと判断されているからですが、実際は経皮毒となって発がん性をもたらすリスクはあるのです。

実際、乳がんの細胞にヘアカラー剤を投与した実験では、がん細胞の増殖が確認されています。「食べるわけじゃないから大丈夫」と油断せず、しっかりと商品選びをすることが大切です。

 
このように経皮毒は、皮膚からその奥へと進み、私たちの体のさまざまな部位に影響を及ぼす可能性があります。毎日、知らずしらずの間に蓄積されていくものですので、日ごろから安全な商品を選ぶよう意識を高めましょう。